パズル、好きですか?
私は苦手だけど好きです。
さて、早いものでゲームマーケット2022秋から1か月以上が経ち、
かと思えば今年はもう残り1か月もない、そんな季節になりました。
皆さんは順調に戦利品を遊べていますでしょうか?
さて、そんなゲムマで私もいろいろ見たり遊んだり買ったりしたワケですが、
その中から1つ選んで紹介するならコレかな!と思ったので
今日はステキなパズルゲーム、うさぎめいろを紹介します!
プレイ人数 | 2人 |
プレイ時間 | 30分 |
コンポーネント (内容物)
中身はこんな感じ。
何というか、もうこの時点で普通のボドゲとは違う感がすごいです。
左上がボードの枠と配置用のキューブ、その右にあるのがボード用の足。
その下にあるのがスコアシートで、
その下の小さいキューブは特殊アクション用のカウンターとなっています。
そして何より目をひくのが鏡。
これ別に私が買ってきたとかではなく、ホントに鏡が入ってます。コンポーネントとして。
ボードの枠とキューブを取り出してみました。
キューブは中央に配置する動物の描かれたキューブが1個と、
それ以外の場所に配置する道が書かれたキューブが24個。
ちょうど枠に5×5で置けるようになっています。
また、ボードの枠には透明な板がついていて、中央は分かりやすく印がついています。
ボードを組み立てるとこんな感じ。
この立体感、これだけでかなりワクワク感のある作りです!
ゲームの流れ
初期配置はこんな感じで行います。
ボードは足をつけて組み立て、その下に鏡を設置します。
そして中央には初期配置用の動物が描かれたキューブをお好みの面で配置します。
そして、にんじんの色と同じ縁取りの動物キューブを5の面にして置き、
スコアシートを1枚ずつその横に並べておきます。
ここまでできたらゲームスタート!
先手の人から道の書かれたキューブを1個振ります。
こんな感じ。
で、出た目のキューブをボード上に置きます。
この時、1か所は道がつながるようにしないといけません。
(ただしどう置いてもできない場合はこの限りではない)
中央のキューブは4方向に道が出ているので、最初はその上下左右どこかにつなげましょう。
とりあえずこんな感じに置いてみました。
次、相手の手番でも同様にキューブを振り、道を伸ばしていきます。
さて、この辺りでなんとなくルールが分かった方もいると思いますが、
このゲームはこうしてキューブを設置していき
中央の動物と自陣側のにんじんをつなげると得点がゲットできます。
ただし!
上から見えているにんじんだけをつなげればいいとは言ってない!
そう、このキューブは6面に道が書いてありますから、
当然下の面にも何かしらの道が書かれているワケです。
で、下には鏡が置いてありましたよね?
どうなっているか見てみましょう…。
そう、実は地上世界と同時並行で
地下世界にも道がつながっており、しかも地下世界にもにんじんが!
これがこのゲーム最大のポイント。
なんと上から見えている面だけでなく、
裏面でも中央の動物とにんじんが道でつながっていれば得点となるのです!
裏面の方は道がつながっていないと置けない、という制約はありませんが、
上ばかり見ていると下が全然つながっていない…なんてことは往々にして起こります。
ちなみに各キューブはすべて同じダイス目構成になっています。
上下がそれぞれ裏表に対応しています。
表面がしょぼい曲がり道1本だと裏は使いやすい十字路になっているなど、
どの面が出ても絶妙なバランスとなっています。
ちなみに右下の目は、上下と左右はつながりますが90度となる位置はつながりません。
(要するに立体交差状態ということ)
さて、手番でできることですが、
キューブを振って配置する以外にもう1つできることがあります。
こんな感じでゲームが進んでくると…
どうしてもやり直したい場面や、相手に妨害されて困っている状況になることがあります。
そんな時にはこちらの小さい動物キューブの出番です。
こちらの数字を1減らすことで、以下の2つから好きなアクションを選択することができます。
- キューブを1つ取り除く
- キューブ1つを振り直し、同じ場所に再配置する
つまり、気に入らない手に対してやり直しをすることができます。
例えば先手番からしてみるとこのキューブが邪魔なので取り除く、といったことができます。
そんなこんなで5×5のボードがすべて終わったら得点計算!
まずは地上で道がつながっているにんじんの数を数えます。
例えばこの場合、先手番の方は真ん中の1以外全部つながってます。
なので3+2+2+3=10点!
(実際にはこんなに上手くいかないですが…)
そして、次はお待ちかね、地下で道がつながっているにんじんの数を数えます。
下が若干切れていますが、左から2番目の2以外全部つながってます。
なので3+1+2+3=9点!
(実際はこんなに上手く…)
なので、今回の得点は10+9=19点、となります!
この時点での得点を記録するため、スコアシートの該当の得点のところに
自分の小さい動物キューブを置いておきます。
そして2回戦を行い、その合計点の高い人が勝利!
なお、もし1ゲームで22点、つまりパーフェクトスコアを達成した場合、
その時点で達成した人の勝利になります。
面白いアイデアで悩めるパズルゲーム
世にはいろいろなパズルゲームやダイスゲームがありますが、
正直これはめちゃくちゃアイデア賞なゲームだと思いました!
パズルは普通一面でやるものだし、
ダイスは普通上面のみを使うものだと思うのですが、
ダイスの裏表両方を使って二面のパズルを同時展開する、というのが本当に面白い!
限られた出目で2つ同時にパズルするの、やってみると結構難しいのですが、
ストレートにつなぐ必要はなく、回り道しても最終的につながっていればいいので
途中で「あ、コレ下側失敗したと思ってたけど頑張ればまだいける…!?」となり
諦めなければなんだかんだで上も下もいい感じにつながる場合があります。
上下両面のコンビネーションが上手くハマった時は
他にない爽快感を味わうことができてものすごく楽しいです!
また、一定回数やり直しがきくというのも良いルールだと思いました。
どうしてもその1か所が変な方向になっているばっかりに総崩れ…みたいな状況を
このルールを使うことで打開できるので、失敗や妨害もリカバリーしやすいです。
ルール自体は振って置くだけなのでシンプルだし、
やってることも単純な道つなぎなのでボドゲ初心者でも取っつきやすいですが、
トレードオフとなっているキューブの表と裏両方をいかに上手く扱えるか、というゲーム性が
大変すばらしいゲームだと思いました!
かなりおススメなゲームですが、
恐らく手作りのため、秋ゲムマでも少数(10~20個くらい?)の頒布だったと思うので
現状はあまり出回っていないかもしれません。
ですが、制作者さんがこのようなツイートをしているので
気になった方は再販情報、イベント出展情報など要チェックですよ!
おはようございます。
— ちせん@名無しの青春 (@chisen8) November 4, 2022
うさぎめいろたくさん売れる夢を見たので!頑張って作ります!
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