今回紹介するのは
超お手軽心理戦ゲーム・ハゲタカのえじき！
簡単なルールながら読み合いと戦略も大切になってくるので
ボードゲーム入門に最適なゲームだと個人的には思っています。
まずは得点カードが15枚。
プラスの得点カードは1～10の10枚、マイナスの得点カードは-1～-5の5枚あります。
続いて各プレイヤーの手札となるカード。
こちらは1～15までの数字が書かれています。
6色入っていて6人までプレイ可能。
ではここからゲーム内容。
まず得点カードをよくシャッフルして山札とし、そこから1枚めくります。
今回は4点のカードですね。
それに対して各プレイヤーは自分の手札の1～15の中から好きな数字のカードを
裏向きにして出します。
6人プレイの場合だとこんな感じ。
そして全員が伏せたら一斉にオープン！
プラスの得点カードの場合、最も高い数字を出している人が勝者となります。
つまりこの場合紫のプレイヤーがこの4点のカードを獲得することができます。
反対にマイナスのカードだった場合。
最も数字が小さい人が負けとなります。
つまり今回は黒のプレイヤーがマイナス3点のカードを引き取らなければなりません。
分かりやすく言うと、数字が大きいカードの方が強く小さいカードの方が弱い。
つまりプラス点の場合は一番強いカードを出した人が、
マイナス点の場合は一番弱いカードを出した人が取る、といった感じです。
そして1回使ったカードはもう使うことができません。
15枚の得点カードに15枚の手札なので山札がなくなった時手札も同時になくなります。
基本的にはそれだけで、ルールとしては非常にシンプル。
ただし、ここでもう1つ、このゲームの超重要なルールを説明します。
それは、出した数字がかぶった場合無効になる、というものです。
どういうことかと言いますと…
10点のカードに対してこんな状況が起こったとします。
単純に考えれば最も大きい15を出したプレイヤーが勝利、となりますが、
今回緑プレイヤーと黒プレイヤーの2人が同じ15を出しています。
つまりこの2人は他の人とかぶってしまったのでどちらも無効となってしまうのです…。
で、この2人を除いた中で最も大きいカードを出していて、かつかぶってない
14を出した青プレイヤーが勝者となります。
そう、つまり最高の10点だから最強の15を出せばいい、というものではないのです。
このルールこそがこのゲームの最大のキモであり悩ましさを演出するポイントなのです。
例えば上の写真の状況で、
橙プレイヤーと桃プレイヤーが10点にもかかわらず小さい数字を出していますね？
10点は皆欲しがるからあえて諦めることで
邪魔な弱いカードを捨ててしまう、なんていう戦法も全然アリなのです。
もう1つ面白い例を。
こちらは実際にあった場面に近い状況を再現したものです。
かぶったら無効、というルールは当然マイナス点にも適用されます。
つまり今回、最も低い数字の11は黒、橙、桃の3人が出しているので無効、
次に低い数字の12は青と緑が出しているのでこちらも無効。
なんと最も大きい数字を出していた紫プレイヤーが最大失点の-5点を引き取る羽目に…！
こうなると紫プレイヤーは14という強カードを失いながらマイナス点をもらってガッカリ。
逆に他の5人はうまくハマったということで大喜び間違いなしです！
ちなみに私はこの時かぶった側で、
かぶった者同士ハイタッチが巻き起こっていました(*´▽｀*)
ちなみにもし全員がかぶってしまった場合その回の得点カードは場にそのまま残り、
次にめくられた得点カードと合算して勝負することになります。
2枚の合計がプラスなら数字が大きい方、マイナスなら数字が小さい方が2枚とも引き取ります。
といった感じで簡単お手軽ながら様々な思惑が飛び交う面白さがあり、
ゲームに慣れていない初心者と上級者が一緒になっても楽しく遊べるゲームです。
初めてのゲームに、あるいは初めての人を誘うゲームにいかがでしょうか？
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