斯くして我は独裁者に成れり

所持ボド紹介

今回紹介するのは昨年行われたゲームマーケット2018秋の話題作、
「黒がない正体隠匿ゲーム」とも呼ばれる、斯くして我は独裁者に成れり。
人狼などに代表される、他の人の役割が分からない状態で進行する
「正体隠匿系」と呼ばれるジャンルのゲームです。

ボードゲームの枠にとどまらず舞台化などのメディアミックスを経たのち、
なんとゲームマーケット大賞2019では優秀賞を受賞するなど大変人気の高い作品となりました!
まだ遊んだことがない方は要チェックです(*´▽`*)

プレイ人数 4~6人 (複数セット使用で最大12人)
プレイ時間 30分
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コンポーネント (内容物)

6色のチップと各種カード類、それにシールがついています。

このゲーム、基本的にプレイ人数が4~6人なのですが
2セット購入するとなんと12人まで遊ぶことができちゃいます!
シールは2セット購入した場合、チップに貼るために使います。
(同じ赤チップでも赤のシールなしと赤のシールありでプレイヤーの区別ができる)

こちらが役職カード。

冒頭でも書いた通り、最初は役職が決まっておらず全員が全役職を持つため
この役職カードが6セット入っています。

そしてその他のカード。

左上が現在の日数(ラウンド数)を表すカードで、その日にやるべきことも書かれています。
右上は投票と棄票を行うためのカード。
そして下は各プレイヤーの投票チップ置き場のカードとなっています。
ちなみに裏側はそれぞれプレイヤー7~12となっているので
2セットで遊ぶ場合は片方のセットを裏返して使うことで対応できます。

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ゲームの流れ

こちらが手札。
コンポーネントのところ説明した通り
すべての役職カードを1枚ずつ持ってゲームがスタートします。

いや、それのどこか正体隠匿なんだよ( ゚д゚)
って思う方もいるかもしれませんが、
役職はその7つの中から可能性を切り捨てていくことで決まります。
具体的には、話し合いの後カードを捨てる、というプロセスを何度か繰り返すことで
最終的に1枚残ったカードが自分の役職になる、というルール。

つまり自分の得意不得意や場の状況に合わせて臨機応変に役を選べるというのが
最大の魅力であり楽しさポイント。

勝負は5日間、つまり5ラウンド行います。
まずは話し合いや状況確認を行うというのはよくある正体隠匿ゲーム。

で、その後なのですが、皆で投票/棄票を行います。
どちらかのカードを各自伏せた後、一斉にオープンして処理します。

投票は他の誰かに1票を投じ、棄票は自分含む誰かの1票を捨てます。
投票場所とチップはこんな感じ。

そしてここで役職選別タイム!
現在の日数に応じて既定の枚数の役職カードを捨てます。
このとき棄票した人は表向きで出すため、どの役職の可能性が消えたかバレます。
投票した人は裏向きで出すのでバレることはありませんが
4日目を除いて全体の内訳だけは分かります。
(誰かは分からないがトータル2人が独裁者を捨てた等)

そうして最後まで持っていたカードが自分の役職となり、
勝利条件によって勝敗が決まります。
例えば独裁者であればこんな感じ。

最終的に自分への票数が単独で1位なら勝利!
また、独裁者が勝つと自分も勝てる道化師という役職も。
この2つの役職は互いに協力関係になりますね。

あるいは聖職者。

最多票と最少票の差が1以内、つまり全員の票数がほぼ均等であれば勝利!
こちらは基本的に聖職者同士で協力していくことになります。
票が多い人の票を捨て、少ない人に投票するといった具合でしょうか。

他にもいろいろ役職があり、役職同士は勝利条件が相反する形になっていたり、
逆に協力が狙えるようになっていたりします。

捨てられた役職は基本的に全体の内訳が分かるので
あっ、あの役職はまだ候補が結構いるな…など段々状況が読めてきます。
また、複数人の得票が勝利に関わる場合、
時には役職を明かしてでも協力者を募る必要があるかもしれません。

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感想

ここまで紹介したように、正体隠匿とは言いつつもかなり毛色の違う面白い作品です。
会話以外にも捨てられた役職という公開情報から推理することが可能なため
話すのが苦手でも思考を巡らせることができます。
人狼のような「善良な市民」と「悪役」ではなく多陣営勝負になるため
喋らないから怪しいとかそういうのもないですし。

そういうワケで初心者から上級者まで楽しめるおススメゲームだと思います(^^♪
4人からとはなっていますが可能であれば大人数で遊んだほうが
色々な絡みが生まれて楽しいかも!?

↓商品ページ・詳細ルールはコチラ↓
斯くして我は独裁者に成れり

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