Coup (クー)

所持ボド紹介

今回紹介するゲームはブラフとハッタリの超心理戦ゲーム、Coup!
「クー」と読みます。
クーデターと言う意味で、様々な役職の人々が陰謀渦巻く中で相手を蹴落とそうとする、
読み合いがアツいゲームです!

プレイ人数 3~6人
プレイ時間 15分
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コンポーネント (内容物)

入っているものはこんな感じ。

上の黄色いチップがコインチップ。
基本的にはこれを稼ぐのがメインで、相手の影響力を削ぐためにはお金が必要なのです。

下の5種類のカードがプレイヤーの仲間になってくれる様々な役職キャラです。
イラストのタッチが雰囲気出てます。

そして右側のカードがサマリー、各公道を簡単にまとめた説明書きです。
慣れるまでは各行動を覚えるのも大変だと思うので、1人1枚配っておくとプレイしやすいです。

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ゲームの流れ

まずプレイヤーは手札を2枚持ちます。

例えば今回私の手元に来たのは大使と公爵だったとしましょう。
この2人が私の手伝いをしてくれます。
具体的に言うと、この2枚のアクションを自由に使うことができます。

カードは全部で5種類、それぞれ3枚ずつ入っています。
まずは公爵。

お金を多くもらったり、人がお金をもらおうとするのを妨害したりできる役職です。

続いて刺客。

破格で相手を攻撃することができる役職。

それに対する女伯。

刺客からの攻撃を回避できる役職。

続いて船長。

他人から金貨を奪ったり、他の誰かが金貨を奪おうとするのを防いだりできます。

最後に大使。

別の役職と入れ替えたり、船長と同じく他の人が金貨を奪おうとするのを防いだりできます。

ではアクションの説明を。

まず、誰でもできるアクションとして、「収入」と「援助」、そして「クー」があります。
収入は金貨1枚、援助は金貨2枚をもらえます。
と、ここだけ聞くと、じゃあ誰でも援助選ぶでしょ、となります。

しかし!
先ほどカード説明の時にチラっと出てきましたが、このゲームは他人の行動を妨害できます。
収入は誰にもブロックされず確実に行動できるのに対し、
援助は「公爵」のカードを持っている人がブロック宣言をするとその行動が無効に…。
もちろん公爵を誰も持っていない、もしくは持っていても言わない場合もあるので
どちらが得かは状況と相手次第。

そして、クーは金貨7枚を代償に相手を攻撃することができます。
このゲーム、手札は自分の仲間であるとともに、自分のライフポイントでもあるのです。
(ライフ減については後述)
クーは誰か1人を指名して、ライフを1削るというゲームのキモとなる能力です!
ちなみに金貨10枚以上持っている場合は必ずクーを宣言しなければなりません。

続いて公爵が使えるアクション、「徴税」。
金貨3枚を獲得することができ、しかも誰にもブロックされない行動となります。

次に刺客が使えるアクション、「暗殺」。
先ほどクーでは金貨7枚必要と言いましたが、暗殺はたった金貨3枚で相手のライフを削れます!
ただし、クーが誰にもブロックされないのに対し、暗殺は女伯によってブロック可能なので注意!

続いて大使の「交換」。
誰にも配られなかった山札のカードから2枚引き、手札の1枚と交換してもOKな能力。

最後に船長の「強奪」。
1人選んで金貨を2枚奪うことができるというなかなか酷い能力。
ただ、大使にも船長にもブロックされるので成功率はあまり高くないかもしれません。

と、ここまで読むと
「じゃあ初期手札次第じゃん、心理戦要素なくね?」
となるかと思います。

ではこのゲーム最大のポイントをお伝えします。

【各アクション、ブロックは嘘ついてOK!

おいおい、じゃあ今までの説明何だったんだっていう感じですが、
冷静に考えてみてください。
カードは手札として持っていますから、自分の仲間が誰かなんて相手には分かりやしないのですw
つまり、自分の手札に公爵いないのに平然と「徴税だ!」って言ってもいいのです。

ただし!
当然嘘には代償がありますね。
嘘ついても良いけどバレないように細心の注意を払わねばなりません。
バレたらライフを失います。

クーされたり嘘がバレたりしてライフが減ると、手札から好きなカード1枚を表向きで出します。

こんな感じ。
こうすると手札1枚ということで残りライフが1となります。
残りライフが1の時にライフが減ると手札0枚、つまりライフ0すなわち脱落です。

そして、失ったライフとして場に出された役職カードは公開情報となります。
同じ役職は3枚しかないので、ゲームが進むと必然的に候補が絞れていきます。

ではプレイの手順ですが

  1. 行動を宣言する
  2. それに対してダウト宣言を募る
  3. ダウト宣言された場合チェック
  4. ブロックを宣言する
  5. それに対してダウト宣言を募る
  6. ダウト宣言された場合チェック

となります。

例として、手番プレイヤーが暗殺を選んだ場合を説明します。
まず、誰かを暗殺しますと宣言します。
暗殺は刺客のカードが必要なアクションなので、まずその人が刺客を持っているかが問題に。
ここで誰もダウトしなければいいのですが、誰かがダウトした場合は手札をチェックします。

手札を全部公開する必要はなくて、刺客を持ってればそれだけ見せます。
もし持っていなかった場合は嘘がバレたペナルティで自分が1ライフ失って手番強制終了、
持っていた場合はダウトした人がペナルティで1ライフ失って手番は続行となります。

ダウトされなかった、またはダウトされたけど本当に持っていた場合は
ここで暗殺費(?)金貨3枚をお支払い。

ここからはブロック判定、ブロックできない行動ならそのままアクション成立なのですが、
暗殺は女伯がブロックできるので手番以外のプレイヤーはブロック宣言をすることができます。
ブロック宣言がなければそのまま暗殺成功、暗殺対象に選ばれた人は1ライフ失います。

もし誰かがブロックした場合、それに対してダウト宣言をすることができます。
つまり、その人は女伯なんて持ってないのにブロックしたんじゃないか容疑ということですね。
ここで誰もダウト宣言しなければ暗殺失敗ということで手番終了、
ダウト宣言がされた場合ブロックした人の手札チェックを行います。

やり方はアクションに対するダウトの時と同じ。
ブロックした人が女伯を持っていなければ嘘ペナルティで1ライフ失い
さらにブロック失敗なので暗殺成功、
女伯を見せることができればダウトした人がペナルティとして1ライフ失い暗殺失敗となります。

言葉で説明するとちょっとややこしいのでフローチャートにしてみました。

ちょっと分岐が多いので最初は色々とややこしいかもしれませんが、
プレイしてみると意外とすぐ理解できますよ!

ちなみにダウト時に証明用に公開された手札は山札に戻してシャッフルし、引き直します。
同じのを引くかもしれないし、違う役職になるかもしれないのでちょっとドキドキです。

そして、手札を2枚とも失った人から脱落し、
最後まで脱落せず生き残った人が勝者となります(*´▽`*)

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感想

同じ役職は3枚しかなく、1人の手札は2枚しかない。
にもかかわらず、同じ役職の4人目が出てきたり1人で3つ目の役職を公言し始めたりするカオス。

特に公爵は金貨3枚得られて妨害もされない優秀な能力なので偽公爵が発生しがち。
初手から3人連続公爵の徴税宣言したのに4人目のプレイヤーも徴税しますって…
でも4人目が嘘ついてるとも限らない、最初の3人の誰かが嘘なのかもしれない…

あと、あえて公爵持っているのに誰でもできる援助を宣言しておきながら
終盤急に公爵面で徴税宣言された日にはもう大混乱必至。

加えてたまにいるのが、初手公爵で徴税します、次手は船長で強奪します、
その後に刺客の暗殺対象にされたので女伯でブロックします、とかいう人。
いや手札2枚しかないのに何で公爵も船長も女伯も持ってることになってるんや!
…だがどれが嘘かは分からない闇。

しかし終盤になると段々詰めることができてきて、
例えば自分のところに刺客2枚あって、場に刺客が1枚見えていると
他の人の暗殺宣言が100%嘘と分かるようになる、なんてこともあったりします。

ともあれ、役割あるのに嘘OK、むしろ嘘推奨!?なすごいゲームです。
心理戦以外にも理詰めや推理要素もあり、
まさに様々な陰謀・策謀渦巻く雰囲気がよく出ているなぁ…と思います。
一度やるとルールもすぐ飲み込めるし、何だかんだ1ゲームの時間も短い上に面白いので
ぜひ遊んでみてください(*´▽`*)

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